こんにちは、ちょめじです。
今日は、新しいマイナーツールを調べてみました。
CryptoDredgeという名前でLyra2REv2でのハッシュが上がるとの事で試してみました。
結果的にGTX1070で39Mh/sが48Mh/sまで上がりました。
※執筆時現在のバージョン0.7.0
CryptoDredgeとは?
2018年5月頃にBitcointalkの記事内で発表されたマイニングツールです。
Dredgeの意味を調べた所【浚渫/しゅんせつ】という意味らしいですが、そもそも【浚渫】すらよくわからない。
【浚渫】水底をさらって土砂などを取り除くこと。
暗号通貨を金に例えるならば、なんとなく雰囲気がわかる気がします・・・。
ひとつおりこうさんになったよ!!!レッツ!しゅんせつ!!
CryptoDredgeの特徴
メリットもデメリットも含めて、特徴がいくつかあります。
- Lyra2REv2のハッシュレートが高い。
- NVIDIAGPUのマイニングツール。
- ツール使用手数料が採掘量の1%かかる。
注意としては手数料が1%かかります。
実際に採掘した量から1%というよりは、1時間に1回?開発者の為に採掘するみたいです。
CryptoDredgeで使えるアルゴリズム
使用出来るアルゴリズムがいくつかあります。
よく使われるアルゴリズムは【Lyra2REv2】や【NeoScrypt】ですかね。
- Allium
- Lyra2REv2
- Lyra2z
- NeoScrypt
- PHI1612
- Phi2
必要なシステム環境
ツールを使うのに必要な環境です。
この辺は、既にマイニングをしてるPCであれば問題なさそうですね。
新しく作成する場合は参考にしてみて下さい。
- Windows 7 / 8.1 / 10(64ビット版)
- 計算能力5.0以上のNVIDIA GPU(MaxwellとPascal)
- 2GBのRAM(4GBを推奨)
- Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2015
- インターネット接続
実際に使ってみた結果
実際に使ってみました。
使用環境は以下。
- Windows10
- GTX1070【Palit】
- Power Limit 65%
- Temp Limit 75
- Core Clock +100
- MemoryClock 0
- Fan 80%
ccminer2.2.4を上記条件で使ってましたが、ツール側表示で39Mh/sが最高値でした。
CryptoDredgeだと、48Mh/sとか出てます。
ほんとかよって感じなので、使ってる方いたら教えてください。
プール側でのハッシュレートは?
ツール側でハッシュレートが出ても、プール側で表示が少なくなる場合があります。
VIPPOOLでの表示を見てみます。
ccminer2.2.4で接続したハッシュレート
大体150Mh/sが平均です。
確かGTX1070が5枚とGTX1060が1枚だったと思います。
ツール側表示は220Mh/sだったので、大分低く表示されています。
CryptoDredgeで接続したハッシュレート
平均が250Mh/sぐらいまで上がりました。
使用枚数も、使用環境も全て同じです。
ツール側での表示は大体255Mh/sなので、プール側とほぼ同じ数字ですね。
vippoolでの使い方。
vippoolでの利用方法は、まずvippoolで登録をしてからワーカー情報を作成して、その情報を元にマイニングツールフォルダ内にbatファイルを作成します。
以下の文に【ユーザー名】【ワーカー名】【パスワード】を入力すれば起動します。
CryptoDredge -a lyra2v2 -o stratum+tcp://stratum1.vippool.net:8888 -u ユーザー名.ワーカー名 -p パスワード
他のプールの場合
以下はZergpoolに接続しネオスクリプトのアルゴリズムのGBXを掘った場合です。
ウォレットアドレスだけ追加すればOKですね。
CryptoDredge -a neoscrypt -o stratum + tcp://neoscrypt.mine.zergpool.com:4233 -u WALLET_ADDRESS -pc = GBX
CryptoDredgeコマンドライン一覧
コマンドライン一覧です。
よく使うのは【-d 0】等でGPU単体起動する方法や【-i 22】等でインテンシティの設定等でしょうか。
最初の頃、全然知らなくて困ったので一覧を記載。
-v, –version Print version information
-a, –algo Specify algorithm to use
allium
blake2s
lyra2v2
lyra2v2-old (see the Lyra2REv2 Issues item)
lyra2z
neoscrypt
phi
phi2
skein
skunk
-d, –device List of comma-separated device IDs to use for mining. IDs are numbered 0,1…,N – 1
-h, –help Print help information
-i, –intensity Mining intensity (0 – 6)
-o, –pool URL of mining pool
-p, –pass Password/Options for mining pool
-u, –user Username for mining pool
–log Log output to file
–no-color Force color off
–no-watchdog Force watchdog off
–cpu-priority Set process priority in the range 0 (low) to 5 (high)
–api-type API type {ccminer-tcp (TCP) | ccminer-ws (WebSocket) | off}
-b, –api-bind IP:port for the miner API, 0 disabled
その他公式情報等
ツールのダウンロードは公式ページ右上の【ダウンロード】
もしくはビットコイントークの記事内の【Download/Mirror】
よりダウンロードしてください。
※リンク先でのダウンロードは自己責任でお願い致します。
公式ページ
ビットコイントーク/BitcoinTalk記事
テレグラムチャンネル
テレグラムグループ
CryptoDredgeまとめ
実際に使ってみて、ここまでハッシュレートが上がるとは思いませんでした。
ただ、発表されてから数ヶ月のマイナーツールなので安全性や信頼性についてはわかりません。
でもマイナーツールってそもそも怪しいし、とりあえずハッシュレート上がったし良いよね!っていう感覚で生きている俺はいつか身を亡ぼす。